50日でうかる宅建 - たっけん.com

たっけん.com - 宅建・管業・マン管受験生の支援サイト

受験年齢による有利・不利はあるのか?

宅建試験は,かつては一定の受験資格がありましたが,
現在は,受験資格が撤廃されて,年齢,学歴,国籍等を問わず誰でも受験できる…という点は,
「宅建試験案内」のコーナーで,すでに述べたところです。

ですから,
現在,私が教えている予備校の受講生をみても,さまざまな年齢層の方がいらっしゃいます。

そして,その予備校の受講生から,こういう質問をよく受けます。

「私は,もう高齢なので,若い人に比べて受験に不利なのではないか?」

確かに,“暗記力”という点では,高齢の方は,若い人にかなわないかもしれません。

しかし,結論から述べると,宅建試験においては,年齢による有利・不利はない…
というのが,20年以上受験指導をしてきた私の実感です。

なぜなら,
高齢の方には“豊富な社会経験”という若い人には絶対にかなわない武器があるからです。

私は,予備校の授業においては,
教科書をほとんど読まずに(ただし,教科書を“無視”して,授業をしているわけでありません…^^;),
教科書は自宅でしっかり読み込むように…と,受講生に念を押したうえで…

徹底して…
●確実に点数を取るための“テクニック”
 (語呂合わせ等の安易なものではなく,各項目に最適の解答手法など)
●理解して学んでもらうための“なぜそうなるのか?”の説明
 (各ルールの趣旨・法律ができた時代背景など)
●記憶に定着させるための“実際にはどうなっているのか”の説明
 (実務に関する話や,都市計画の実例など)
…等の話をするよう心がけています。

すると,
若い人は“テクニック”の話については,とっても食い付きがいいのですが,
法律の背景や実務の話になると,とたんに反応が鈍くなる場合があります。

社会経験が少ないため,話の内容が実感できず,なかなかピンと来ない方が,多いようなのです。

それにくらべて,この手の話にメチャクチャ食い付きがいいのが,高齢の受講生の方です。

とってもよく“うなずいて”くれますので,つい調子に乗って,たくさん話をしてしまい,
講義が延長してしまう…ということも,しばしばです f(^^;)。

自分の“過去の経験”に照らし合わせて,必要な知識を“頭に定着”させることができるので,
身に付けるまでに時間がかかりますが,一度覚えると,そう簡単には忘れない…
という利点があるようです。

若い人は,
受験生時代から年数がたっていないので,“受験勉強”の延長としてテクニカルに学習に取り組む…

高齢の方は,
豊富な社会経験をうまく利用して,知識を定着させる…
 ※ただし,そのためには,豊富な事例や法律の趣旨などがキチンと説明されている学習ツールを,
  適切に選ぶ必要がありますが・・・,ちなみに,“たっけん.com”が提供するツールであれば,
  そのへんはバッチリです!

アプローチの方法は,全く異なりますが,
どちらも,宅建の受験手法として“OK”なのでは…と考えています。

ですから,
私が知る限り,年齢層による合格率の差はあまりなく,
高齢だから“不利”ということは決してない…というのが,結論になります。

当サイトは、たっけんコム株式会社が、管理・運営しています。